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IPTVとSDV装置の販売、3Q08に6%増

January 6, 2009, キャンベル--インターネットプロトコルテレビジョン(IPTV)およびスイッチト・デジタルビデオ(SDV)装置市場は、3Q08に14億ドルに達し、前期比6%の成長だった。
 Infonetics Researchのレポート「IPTVとSDV装置、サービスおよび加入者」によると、Infonetics Researchは長期的なIPTVとSDVの予測を下方修正している。これは、IPTV加入者の伸びが減速すると見込まれること、ケーブルオペレータのSDVへの移行が少なくなることが原因。成長減速の中でも年間を通じて世界市場の全般的な成長は続くが、前回の予測で示された3桁の伸びではなく、成長率は2桁となる見込みだ。
 「成長はテレコIPTV分野からのものだ、通信事業者にとってブロードバンド加入者を獲得し、ユーザあたりの売上を増やすための手段の1つがIPTVだからだ。したがって、プロバイダは引き続き新しいネットワークを展開し、既存ネットワークの拡張を続けることになる。一方で、ケーブルテレビのSDV分野は、コムキャストがSDVの展開を遅らせ、投資をDOCSIS 3.0にシフトさせたことで第3四半期のSDV分野は打撃を受けた。とは言うものの、ケーブルMSOは引き続き、SDV機能をデジタルTVネットワークに実装していくと考えられる。しかし、そのペースは経済減速以前に予測していたよりも落ちるだろう。経済減速によって、加入者が予算の再考を迫られるからだ」とJeff Heynen氏は分析している。同氏は、ブロードバンドおよびビデオ担当のアナリスト。
レポートの他の要点
・3Q08、IP STBが全IPTVとSDV装置売上の70%を占めた。
・IPTVミドルウエア(コンテンツ配信プラットフォーム)の販売が前期比で21%増、ビデオコンテンツ保護ソフトウエアの販売は同14%増。
・モトローラは引き続き、利益率のよいIP STB市場をリードしているが、Ciscoが市場シェアを6%拡大して、両社のシェアは接近している。
・アジアパシフィックのIP STB市場では、サムスン、モトローラ、住友、Cisco、UTStarcomが市場争奪戦を展開している。
・ハーモニックは、世界のIPビデオエンコーダ市場で強力なリードを維持している。これにはMPEG-2、SDおよびHD MPEG-4エンコーダが含まれる。
・フランスの新興オペレータIliad GroupはIPTV加入者数を伸ばし、3Q08で300万件に達した。
・北米は、テレコとケーブルオペレータの熾烈な競争が繰り広げられているため、IPTVおよびSDV売上で最大規模の市場となっている。ヨーロッパの先進経済圏は、二番手だが、北米市場との差を縮めつつある。

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