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ローム、低消費電力 直管形LED ランプ「R-FAC」シリーズを開発・販売開始

ローム、低消費電力 直管形LED ランプ「R-FAC」シリーズを開発・販売開始

掲載日:2011/5/27

 ロームは、一般用途の照明として幅広く利用可能な高効率の直管形LED ランプ「R-FAC」シリーズ10 機種を開発した。3分の1以下の高効率電力消費と人感センサ内蔵・輝度の最適化により低消費電力を実現。
今回の新製品は、今後ますます照明に関するニーズが多様化するとの見通しのもとに、超低消費電力のニーズを徹底して追及し、LED の消費電力を従来型のラピッド蛍光灯に比べて70%減、また従来の直管形LED ランプに比較しても40%減と大幅な低消費電力を実現し、また人感センサを内蔵したタイプの投入により、従来の直管形蛍光灯を取り替えるだけでシステムの変更や大がかりな工事なしにセンサ付照明の構築を可能にした。
ロームでは、今回の開発に当たって、LED のパッケージング技術を全面的に見直して従来一般的に使われていたエポキシ樹脂基板をセラミック基板に変更、さらにセラミック基板に特殊な加工を施すことにより、放熱性の改善やLED 光の取り出し効率の改善に成功、また、点灯時間に伴う光束維持率が蛍光灯よりLEDのほうが優れている点も考慮し、大幅に省電力を重視した製品を開発した。さらに人感センサを内蔵したタイプの投入により、例えばエレベータホールなどで常時点灯をしていた直管形蛍光灯を取り替えるだけで、劇的に消費電力を削減することが可能(点灯時間の割合を50%と仮定した場合、合計消費電力は蛍光灯を常時点灯した場合と比較して85%削減)。寿命についても蛍光灯と比較して3倍以上の設計寿命40,000 時間を確保、良好なメンテナンス性を実現している。
ロームでは2008 年から直管形LED、ダウンライトモジュールなど、ライティングモジュール市場に参入、次世代照明システムの提案に加えて、既存市場である蛍光灯の代替需要の掘り起こしにも努めてきたが、今回、より低消費電力を求めるユーザのニーズに対応して、超省エネLED ランプを開発したことで、節電の取組みが広がる中、より幅広いニーズに対応できるようになった。
ロームでは、今後さらに高効率化と人感センサ内蔵ランプ電球など、省エネに貢献するLED 照明の開発を進め、製品ラインアップの拡充を進めていくという。
「R-FAC」シリーズは、2011 年5 月からサンプル出荷を開始しており、6 月から当面月産10 万個の体制で量産を開始する予定。生産拠点は、ROHM Electronics Dalian (中国・大連)。

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