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車載リアランプ向け専用LEDドライバLSI

車載リアランプ向け専用LEDドライバLSI

掲載日:2011/5/13

 車載用のリアランプは、低消費電力化、長寿命化へのニーズからLED化が急速に進んでいるが、そのドライブ回路は、従来ディスクリート部品や汎用のLEDドライバを使用するケースが一般的で、これではLED電流精度や車載用途で求められるフェイルセーフ機能を実現する十分な保護回路を実現することが困難だった。
ロームは今回、業界で初めて高精度で十分な保護回路を内蔵したLEDリアランプ向けの専用ソースドライバ「BD8372HFP-M」、「BD8372EFJ-M」を開発。光量バラツキの少ない高品質な点灯と、壊れない、そして壊れてもすぐにわかるLEDランプの設計に大きく貢献する。
リアランプには光量バラツキのない高品質な点灯が求められる。光量のバラツキはLEDのバラツキとLEDドライブ回路のバラツキによりますが、従来のディスクリート部品による構成では、素子トータルのバラツキが大きく、量産工程での選別が不可欠だった。ロームでは今回ワンチップの専用LSIとし、高性能な定電流回路を内蔵することで、業界最高のLED電流精度±3%を実現し、工程での負荷軽減に貢献。
また、リアランプではデザインにもよるが、通常20個程度のLEDランプが使用されており、BD8372HFP-M / BD8372EFV-Mは3個から4個をドライブ可能なため、ドライバは複数使いになる。このときLEDショートやオープンなどにより1ch分が消灯した場合、その異常を他のドライバに伝えるローム独自の通信機能、P-BUS機能を搭載。これによりテールランプ全灯をOFFするといったシステム構築が可能となり、早期にテールランプの異常をユーザに知らせることが可能となっている。
他にも、テールランプとストップランプの電流量独立設定や、充実したLEDのオープン/ショート保護機能などの特長を備えている。

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