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生産能力増強によりLED供給過剰続く

August 8, 2013, Englewood--LED市場は供給過剰ではあるが、上位サプライヤは投資と製造を増やしている。これは政府の刺激策によるものであり、また照明事業の活性化から利益を得ようとしているためでもあるとiSuppliは分析している。
シニアアナリスト、Alice Tao氏によると、LED製造に使用するMOCVDの世界的出荷は2013年に17%増となる見込みだ。MOCVD市場は、2011年以来初めて年間でプラス成長となる。また、2012年に70%減となってからの大きな転換でもある。
同時に、この成長予測により、アジアの主要LEDメーカーの工場稼働率も増加する。韓国では、2012年の稼働率は60%だったが、今年下半期は約75%に上昇する。一方、台湾や中国企業では、今年下半期の工場稼働率が90%に達するところもある。
2010年以来、市場を苦しめた供給過剰にもかかわらず、投資も稼働率向上も起こりつつある。供給過剰は、2010年と2011年にLEDサプライヤが巨額投資を行った時に始まった。これは中国の地方政府がMOCVD購入補助金を出したことに端を発している。これら地方政府は、MOCVD購入資金として、装置価格の80%の資金助成を行っている。
こうした企業の多くは、照明用途LED市場の急成長を当て込んで製造も増やしている。
「LED照明世界市場は、次の3年で倍増となる。この大きな成長予測は、LEDサプライヤにとっては極めて魅力的だ。この予想されているブームで、LEDメーカーは不意打ちを食らいたくないと考えている。しかし、製造装置への投資が増えていることから、現在の深刻なLED供給過剰は2016年まで続くと予測している」。
LED供給は、製造ダイで計算すると、2013年と2014年で需要を69%上回っている。2015年にこの供給過剰はわずかに是正されるが、それでも2016年は40%の供給過剰と見込まれる。

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