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有機EL一般照明市場予測を発表

December 7, 2011, Upper Lake--ElectroniCastによると、一般照明用OLEDの消費額は2016年に11億7000万ドル、2021年には40億7000万ドルに達する。
エレクトロニキャスト(ElectroniCast Consultants)は、一般照明用途の有機EL(OLED)の世界消費額予測を発表した。
同社の推定では、2011年の一般照明用OLEDの世界消費額は3346万ドルに達する。消費額はCAGR 103.4%で成長して2016年には11億7000万ドルに達する。2016-2021年の間は、一般照明OLEDの総消費額は毎年28.4%で成長し、2021年には40億7000万ドルに達すると予測されている。
2011年のOLED消費の大半は、R&D、製品プロトタイプ、生産サンプルであり、平均価格は相対的に高かった。2012年になると、デバイスが競争環境のオープン市場で入手できるようになるため、平均販売価格(ASP)は大幅に下落すると予測されている。ASPが急落するので、2012年の消費額全体は2011年とほぼ同等にとどまることもあると予測されている。一般に、消費額は数量の大きな伸びによって増加すると予測されているが、一部は平均価格の下落によって相殺される。
「OLEDに対する全般的な関心は旺盛であり、2011年には製造能力を持つ大手メーカーの競争が活発化し、技術の進歩によって量産にこぎ着けようとしている。また業界は、必要な戦略的サプライヤ、IP契約、販売/流通戦略の確立に積極的になっている」とElectroniCastのプレジデント、Stephen Montgomery氏は分析している。
ElectroniCastによると、「作れば彼らはやってくる」(Build-it and They Will Come)というマーケティング戦略の舞台はセットされたと言える段階にある。問題は、やってくる顧客の数と、いつ来るかということだ。同時に、他の競合照明ソリューションもすでに出回っていて大きな顧客基盤を形成し、販売/流通チャネルを確立し、売り場面積を確保しているので、OLED照明は他の技術ではできないような照明ソリューションを提供するために、独自のスタイル/デザインを見いだす必要があるだろう、とElectroniCastは分析している。

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