All about Photonics

Home > News > News Details

関連イベント

関連雑誌

News Details ニュース詳細

太陽熱吸収装置を改善するレーザ

November 8, 2009--太陽は太陽電池だけではなく太陽熱吸収装置にとってのエネルギー源でもある。太陽電池が太陽エネルギーを直接電気に変換するのに対し、太陽熱吸収装置は太陽放射によって温められる液体を利用する。このプロセスで得られる熱エネルギーは、家庭の給湯や発電機を稼働するためのより大規模なユニットでも利用できる。
大規模なユニットの中心には太陽放射で熱せられる液体で満たされたガラスチューブがある。これらのガラスチューブは接合する必要があるが、Laser Zentrum Hannover e.V.(LZH)によると、この加工にはレーザ技術が最適だ。LZHと産業界の複数のパートナーによる新たなプロジェクトはガラスチューブのレーザ接合は他の一般的な燃焼炎法に比べて多くの利点があり、ガラス業界にとってより効率的にすることを目的としている。
燃焼炎法の不利点は、部分的には熟練工によって埋め合わせできる。しかし、それは同時に不良品にもつながる。接合加工では接合部に不純物が発生する可能性があり、ガラス品質の深刻なバラツキの原因になる。また、燃焼炎法を利用する場合、熱入力を調整することは難しい。こうしたことはレーザ技術を利用すれば起こらない。
ガラスチューブのレーザ接合の利点は主に温度制御、温度分布、および自動化にある。また、燃焼炎法とは対照的にガラスチューブの凝縮や蒸着を抑え、より良い品質を提供する。耐薬品性とロバストなホウケイ酸ガラスの組合せでは、破損は著しく低減される。同様に不良品発生率も大幅に低くなる。
この「Lafuelsol」プロジェクトはドイツ連邦教育研究省(BMBF)の資金を受けており、カールスルーエ研究センターによって実施されている。

製品一覧へ

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.