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テクトロニクスとIEMNが世界最高速のテラヘルツ無線システム共同デモ

June, 15, 2015, Beaverton-- テクトロニクスと、フランスの主要研究機関IEMN(マイクロエレクトロニクス・ナノテクノロジ電子研究所)は、最先端の信号符号化技術(QAM-16まで)と最新のTHzキーデバイスを使用し、400GHz(0.4THz)でデータ転送できる無線システムを世界で初めて実証した。
 この世界初のデモンストレーションは光コヒーレント技術とTHzレシーバを使用し、THzの周波数と、光と等価のデータ・レートを持つ無線リンク運用化への大きな前進を示している。デモには、25mの距離で32Gbps信号の送出も含まれ、将来のTHz通信アプリケーションの基礎を提供している。
 IEMN/CNRS/リール第1大学准教授、THz通信システムに取り組んでいるGuillaume Ducournau氏は、「このデモでは、フォトニックベースのTHz回路を使用することで光ファイバと無線の世界のギャップを埋めることができた。この世界初のデモを基にして、THz通信システム実用化への道が開かれた」と語っている。
 このデモは、IEMNが参加を呼び掛けた5つのパートナによるCOM’TONIQフランス国家プロジェクトのフレームワークによって実現されました(http://photoniquethz.iemn.univ-lille1.fr/contrat-anr-comtoniq/)。Ducournau氏は、さらに「フランスのFLUX(高速有線ファイバ/無線ベース最新データ通信)や、ExCELSIOR(ナノデバイス/システムの最新の特性評価)プログラムなどの研究をもとに、このような最先端ネットワーキング技術の開発をサポートしている」とコメントしている。
 テクトロニクス EMEAのCTO、Dr. Klaus Engenhardtは、「IEMNと緊密に共同し、このような革新的ブレークスルーを実現できた。当社のAWG70001A型50GS/s任意波形ジェネレータ、OM5110型46Gbaudマルチフォーマット光トランスミッタ、DPO77002SX型ATI 70GHzリアルタイム・オシロスコープを含む、業界トップクラスのエンドツーエンド送受信ソリューションを使用し、コヒーレント光とTHzトランシーバ技術のギャップを埋めることができた。100G、400G、およびそれを超える信号の生成と特性評価には最先端のテスト・ツールが必要だが、テクトロニクスは豊富な光通信テスト・ソリューションのラインアップをご提供でるき」と語っている。