100Jのパルスレーザを10Hzの高繰り返し周波数で出力成功

January, 16, 2023, 浜松--浜松ホトニクスは、パルスレーザ装置のレーザ媒質を冷却する能力を高めるとともに、励起用半導体レーザ（LD）モジュールの出力を最適化することで、エネルギーが100ジュール（J）のパルスレーザを10ヘルツ（Hz）と高い繰り返し周波数で出力することに成功した。

　レーザ核融合の実用化には、1MJと高エネルギーのパルスレーザを10Hzと高繰り返しで核融合燃料に照射する必要がある。このため同社は、1kJのパルスレーザを10Hzで出力する技術の確立を重要なマイルストーンとしており、今回の研究成果により、その達成に向け前進した。また、基礎科学の分野での新たな研究へ貢献が期待されている。
　研究成果は、2023年1月18日（水）から1月20日（金）までの3日間、ウインクあいち（名古屋市中村区）で開催される「レーザー学会学術講演会 第43回年次大会」のシンポジウムおよび一般講演にて発表する。
(詳細は、https://www.hamamatsu.com)