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ベイズ推定を用いた新たな電子構造の解析法を開発

July, 29, 2021, 仙台--電気が流れる、磁石につく、透明不透明、といった物質の性質は、物質中の電子の振る舞いによって決まる。しかし従来の方法では、膨大な数のパラメータを持つ電子構造の全貌を明らかにすることが困難だった。

東北大学他の研究グループは、IT分野などで幅広く用いられている「ベイズ推定」という統計学的手法を用いて電子構造の全貌を明らかにする新しい解析方法を開発した。この手法により、近年提唱された「トポロジカル絶縁体」と呼ばれる新奇物質における、相対論的ディラック電子の質量を10年越しに正確に決定することに成功した。この解析法は、トポロジカル絶縁体だけでなく様々な機能性材料に対しても広く適用可能で、次世代放射光などによって得られる電子構造データの解析にも役に立つと期待される。

研究成果は、ネイチャー系英国科学誌Communications Physicsの2021年7月27日号で公開された。
(詳細は、http://www.tohoku.ac.jp)

研究グループ
東北大学材料科学高等研究所の佐藤宇史教授、九州大学情報基盤研究開発センターの徳田悟助教、京都産業大学理学部の瀬川耕司教授、ドイツ ケルン大学の安藤陽一教授、産業技術総合研究所 産総研・東北大 数理先端材料モデリングオープンイノベーションラボラトリ(MathAM-OIL)の中西毅ラボ長