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新しいセンサで食品の有害細菌を検出

June, 20, 2014, Highfield--食品媒介バクテリアのサンプルを検出しサンプルを収集するように設計された新しい機器のトライアルをサザンプトン大学(University of Southampton)の研究チームが行っている。
 Biolismeプロジェクトは、食品業界でリステリア菌を検出して収集できるセンサ開発に同大学の研究を利用している。これによって汚染された製品が市場に入ることを防止できる。
 リステリア菌は、リステリア症を起こす病原体であり、感染すると熱、嘔吐、下痢の症状が出る。身体の他の部分にも広がり、髄膜炎のような深刻な事態を招く。
 細菌を発見する現在の技術は数日かけてラボでテストするが、新しいデバイスは3~4時間以内にその場で病原体を収集し発見することを目標にしている。このような迅速な検出により、直ぐに食べられる食品の2次汚染が避けられる。
 従来の試験方法は、サンプル細胞をラボで培養するので、問題がある。ストレスをかけた細胞は培養で成長しないが、細菌は存在していて生きており、潜在的に有害である。
 分子法をベースにした代替技術は、全ての細胞タイプを検出するが、生きた細胞と無害の死んだ細胞とを区別しない。
 新しいデバイスは、単一の細胞と、表面に細胞が纏まって付着している微生物グループ、バイオフィルムのサンプルを採るように設計されている。細胞を抗体に取り込む前に、圧縮された空気と水を用いて細胞を除去する。リステリアが存在すると、細胞は抗体に反応して蛍光信号を発する。これを特殊カメラで検出する。
 プロトタイプセンサはフランスで仕上げられ、現在フィールドトライアルが行われようとしている。その後に、食品工場でデモンストレーションが行われる。
Biolisme=Speedy system for sampling and detecting Listeria monocytogenes in agri-food and related European industries
(詳細は、www.southampton.ac.uk)