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LZH、極地域用にレーザを開発し、月面で水を探す

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December, 27, 2019, Hannover--長い間、月には水がないと考えられていた。しかし、証拠が増えている。Laser Zentrum Hannover e.V. (LZH)は現在、LUVMI-Xプロジェクトに取り組んでいる。月の極地域で水あるいは他の揮発性物質を発見できるレーザを開発するためである。

水または他の揮発性物質を発見する見込は、極地域で最も高い。それらが極氷内で凍結されているからである。それらを検出するためにLZHは、LUVMI-Xプロジェクトの一環としてレーザ誘起破壊分光法(LIBS)システム向けのレーザを開発している。システムのレーザ照射が分子を原子に分解する。これがプラズマを作り、原子は、特定スペクトルを放出する。このプラズマのスペクトルは、次に既知の原子成分のスペクトルと比較され、サンプルの元素が確定できる。LUVMI-XでLZH、Institute of Optical Sensor Systems of the German Aerospace Center (DLR) およびOHB System AGがLIBSシステムに共同で取り組んでいる。

極寒での信頼性
そのようなレーザは、小型、コンパクト、堅牢であるとともに、-100℃以下の温度の極寒地域でも高信頼に機能しなければならない。そのような温度は、従来のレーザシステムには問題がある。開発が完了したシステムは、ムーンダストに酷似した物質、レゴリス・シミュラントでDLR Institute of Optical Sensor Systemsがテストすることになっている。例えば、関心事は、プラズマが真空中をどのように伝搬するか、厳しい環境にも関わらず計測を可能にするために必要なパラメータは何か、である。低温テストは、計測器の光学ヘッドも開発する、OHB System AGが実施する。

LUVMI-Xプロジェクトの目的の一つは、プリテスト用の実験プロトタイプである。長期的には、そのレーザシステムは月面探査機に組み込まれる。この探査機および他の計測機器の開発も、研究プロジェクトの一環である。

“Lunar Volatile Mobile Instrumentation Extended” project (LUVMI-X)は、Horizon 2020資金援助プログラム内でEUが助成しており、Space Applications Services NV / SAが調整している。
(詳細は、https://www.lzh.de)