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遠赤外線自由電子レーザによる、アミロイド線維の効果的な分解を確認

August, 29, 2019, 大阪/東京--東京理科大学総合研究院赤外自由電子レーザ研究センターの川崎平康研究員、理学部化学科の築山光一教授、大阪大学産業科学研究所の入澤明典助教らの研究グループは、テラヘルツ領域(50~100µmの遠赤外線)の自由電子レーザを用いて、タンパク質のアミロイド線維を効果的に分解できることを世界で初めて明らかにした。
タンパク質が繊維状に固まったものをアミロイド線維といい、生物の体内で異常に蓄積、沈着するとアミロイドーシスなどの重篤な疾患を引き起こす。また、認知症の1つであるアルツハイマー病の患者の脳内にも、アミロイド線維が沈着していることが確かめられている。
アミロイド線維は生物の体温程度の温度では非常に強固で水にも溶けにくいため、一度沈着したものを取り除くことはこれまで困難とされてきた。遠赤外線自由電子レーザは生物の体に浸透しやすいため、正常な組織を傷つけることなく、脳や体の深い位置にある神経や臓器に溜まったアミロイド線維を直接破壊できる可能性がある。
 研究の成果はScientific Reportsにオンライン掲載された。

(詳細は、http://www.osaka-u.ac.jp/)