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励起子生成効率100%以上を実現するOLEDの原理実証に成功

July, 10, 2018, 福岡--九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センターの中野谷一准教授、永田亮工学府博士課程学生、安達千波矢センター長らの研究グループは、励起子生成効率100%以上を示す有機EL素子(OLED:Organic Light Emitting Diode)の開発に成功した。

研究の要点:
・OLEDにおいて、一重項励起子開裂を経て生成された三重項励起子を、エレクトロルミネッセンス(EL)として利用可能であることを初めて実証。この手法により、100%が理論限界とされてきた励起子生成効率をさらに高めることが可能となる。

・この研究での実証により、近赤外有機EL素子からの高強度エレクトロルミネッセンスが実現でき、センサ用や通信用光源等における新しいアプリケーション用途を開拓できると期待される。

 研究成果について研究者は、「OLEDにおいて、一重項励起子開裂現象の利用を初めて実証したものであり、近赤外OLEDにおける飛躍的な特性向上に貢献できると期待される。今後、励起子生成効率200%を示す究極のOLEDを実現すべく、研究を引き続き進めていく」とコメントしている。
 研究成果は、『Advanced Materials』誌のオンライン速報版で公開された。
(詳細は、www.kyushu-u.ac.jp)