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理研、高い強度と骨置換性を持つ人工骨を3Dプリンターで製作

April, 16, 2018, 和光--理化学研究所(理研)光量子工学研究センター画像情報処理研究チームの大山慎太郎客員研究員、辻村有紀テクニカルスタッフⅠ、横田秀夫チームリーダー、技術基盤支援チームの山澤建二副チームリーダー、株式会社リコーの渡邉政樹スペシャリストの共同研究グループは、患者の骨の内部を含む欠損部位の形状を再現した「人工骨」を「3Dプリンター」技術により製造する手法を開発した。
 研究成果は、骨に関わる疾患の早期治療や患者の生活の質(QOL)向上に貢献すると期待できる。
 共同研究グループは、BJ(Binder Jetting)方式をベースに、α-リン酸三カルシウムの粉末に対してエチドロン酸などの新しい凝固インクを用いた粉末積層装置により、人工骨の3次元造形手法を開発した。この手法は、3Dプリントしてすぐに使え、高強度で高い骨置換性を持つ3次元造形人工骨を造形することができる。作製した人工骨の生体適合性を、培養環境下での培養細胞の増殖率と動物への移植実験の組織観察により調べ、良好な細胞の増殖率に加えて、速やかに本来の骨組織に入れ替わることを確認した。これは、骨本来が持つリモデリング機能を阻害しない良好な人工骨であることを示している。
(詳細は、www.riken.jp)

(注)BJ(Binder Jetting)方式: 粉末材料にインクジェット装置により結合剤を塗布し、固着させ積層する原理の3Dプリンター