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ミシガン大学の技術で3Dプリンティング強化

November, 10, 2017, Ann Arbor--3Dプリンティングの主要な欠点、スローペース動作は、ミシガン大学で開発されたソフトウエアアルゴリズムで緩和される。
 そのアルゴリズムにより、プリンターは、通常利用のプリンターよりも二倍高速に高品質な製品をプリントする。ハードウエアコストはかからない。
 今日の3Dプリンターの課題の一つは、プリンティング動作によって起こる振動。プリンターの可動パーツ、特に軽量デスクトップモデルでは、振動が起こり、それがプリントされるパーツの品質を落とす。装置の動作が速くなればなるほど、ますます振動が生ずる。
 「プリンターの動的挙動についての知識により、プログラムはプリンターが何時過剰に振動するかを予測し、それにしたがってその動作を調整する」と機械工学准教授、Chinedum Okwudireは説明している。
 細部を確実に正確に再現するには、プリンターはゆっくりと動作させる。3Dプリンティングのペースは、その技術の利用者が増えない要素の一つである。
 アルゴリズムの働きの説明で、Okwudireは、大講堂でスピーチしようとしている人の例を使っている。最後列の人々に声が届くには、講演者は叫ばなければならない。
 メガフォンを持ち込んで、スピーカーがなおも叫び続けると、声は過剰に増幅され、聴衆は苦痛に感じる。しかし、通常の声でメガフォンを使うと、適切な鮮明さと音量になる。
「われわれのソフトウエアは、声が過剰に増幅されることを悟ったその人のようなものである。ソフトウエアは先制的に働く、なぜならプリンターの挙動が前もって分かっているからである」と同氏は説明している。
「最終的に、そのアルゴリズムの適用を期待している場所の一つはファームウエア、つまりプリンターそのものを動かすソフトウエアである。そのようにして、アルゴリズムが、サイズに関係なしに、プリンターに組み込まれる」。
 同氏によると、そのソフトウエアは、振動によって同じように制約されている、さまざまな産業グレード装置でも使える。