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光学顕微鏡で三次元分子解像度を実現

July, 12, 2017, 東京--東京工業大学 理学院 物理学系の古林琢大学院生、本橋和也氏(元大学院生)、松下道雄准教授、藤芳暁助教らは、可視光のみで1個の分子の三次元位置をオングストローム(1Å=0.1nm)の精度で決定することに成功した。この精度は現存する最高性能の光学顕微鏡である超解像蛍光顕微鏡(2014年ノーベル化学賞)を1桁しのぎ、分子を見分けられるレベル(分子解像度)に達している。
 研究成果は米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」のオンライン速報版で公開された。
 東京工業大学 理学院 物理学系の古林 琢大学院生、本橋和也氏らは光学顕微鏡を用いて、一つ一つの分子の三次元位置を分子のサイズと同等の解像度(分子解像度)で決定することに世界ではじめて成功した。高い位置精度を実現するための鍵は、独自開発した超流動ヘリウム中で使える対物レンズである。このレンズを用いることで、極限の光学性能と優れた機械的安定性を持つクライオ蛍光顕微鏡の開発に成功し、研究成果につなげた。
(詳細は、www.titech.ac.jp)