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デチューンドDFBレーザで帯域増

May, 26, 2017, Glasgow--UKの独立系III-Vオプトエレクトロニック半導体ファウンドリ、CST Globalは、ポルトガル、Faroで開催されるオプティクス&フォトニクス(AOP)会議にリサーチエンジニア、Horacio Cantuが招待されたと発表した。Horacioは、「1550nmおよび1310nmデチューンドリッジ導波路分布帰還レーザダイオードの性能特性」を先頃公表した。共著者は、CST Globalのエンジニアリングディレクタ、Andrew McKee。
 論文は、iBROWプロジェクトのCST Globalによる中間総括。iBROW (Innovative ultra-Broadband Ubiquitous Wireless Communications Through Tera-hertz Transceivers)は、グラスゴー大学(University of Glasgow)が主導するプロジェクト。現在のプラットフォームを優に凌駕する、マルチギガビット/秒、ウルトラブロードバンド通信ネットワークに向けた新技術の開発を睨んだ研究プロジェクト。
 Horacioは、「光を変調し、アナログとデジタルの変換なしで無線データを光ファイバネットワークで伝送することができる。利用可能な帯域は膨大であり、ほとんど遅延は存在せず、データは元のフォーマットのままであり、パッシブネットワークで伝送可能である」と説明している。
 「ホワイトペーパーは、中心波長1550nmと1310nmのデータ伝送用インプレーン、リッジ導波路DFBレーザダイオードに関するもの。ピーク光利得からのデチューニングDFBレーザが変調効率を向上させることを示すことに成功。すなわち、データ容量、帯域に比例した周波数特性に対するバイアスパワー。温度が25℃から85℃に上昇するに伴い変調効率も向上することも示せた」。
 両波長ともウルトラブロードバンドソリューションを可能にするが、1310nmレーザの方が1550nmレーザよりも変調効率が優れていることを確認。しかし、1550nmは伝送距離が遥かに長いので、長期的に見て、それがベストの実用的なウルトラブロードバンドソリューションとなるなら、さらなる研究が必要である。
(詳細は、www.cstglobal.uk)