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名古屋大学、複合材料の繊維配向を非破壊で迅速に評価する手法を開発

December, 22, 2016, 名古屋--名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻の長野方星教授、藤田涼平(大学院修士課程)は、赤外線を利用して炭素系複合材料の繊維配向を同定する手法を開発した。
 複合材料の繊維配向評価法としては,これまで強度試験やX 線CT 観察などが用いられてきた。しかし,試料を切出す必要性や観察に長時間を要することから,より簡便で実用的な方法が求められていた。
 開発した手法は,材料の片面をレーザ等で周期的に加熱し,その熱が材料内に拡散する速さの違いをサーモグラフィで検出して解析することで,非接触,非破壊で繊維の配向状態を迅速(数分以内)に調べることができる。
 今回の手法により、今後自動車分野などで実用化が期待される不連続繊維強化熱可塑性プラスチックの品質評価,ライン検査に応用することも期待できる。
 すでに特許を出願し,現在は株式会社ベテルハドソン研究所と共同で製品化を進めている。
 研究成果は、複合材に関する学術雑誌Composites Science and Technologyにオンライン掲載された。
(詳細は、www.nagoya-u.ac.jp)