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人と機械の相互作用改善にデータグラスOLEDマイクロディスプレイ

September, 27, 2016, Dresden--フラウンホーファー研究所、有機エレクトロニクス、電子ビーム、プラズマ技術FEPは、有機半導体をベースにしたOLEDマイクロディスプレイ向けの様々なアプリケーションを開発している。イメージセンサ機能をマイクロディスプレイに直接統合することで、目の動きがスマートグラスによって記録され、例えば、誘導や制御機能に利用できる。
 「拡張現実(AR)」と「ウェアラブル」は両方とも、日常生活を簡素化し、病人、スポーツ選手、製造現場に貴重な支援を提供できる。フラウンホーファーFEPが開発した、双方向OLEDマイクロディスプレイの助けを借りることで、「ウェアラブルディスプレイ」の機能やハンズフリー制御システムが、前例のない仕方で統合される。
 「われわれのOLEDマイクロディスプレイを使う目でコントロールするARスマートグラスは、ディスプレイやイメージセンサが単一チップに集積されているので、比較的小さく軽量に設計されている。新しい改善された開発プラットフォームは現在、独自の製品を作るためにわれわれのクライアントに提供可能になっている」とフラウンホーファーFEPのプロジェクトマネージャ、Judith Baumgarten氏は説明している。
 現行世代のカラー双方向マイクロディスプレイは、SVGA解像度(800 × 600 × RGBW)であり、この市場セグメントで定着するための初の十分な画像品質である。標準的なHDMIおよびUSBインタフェースでアップデートされたハードウエアデザインも同様に、確率に寄与する。
 ドイツ連邦教育・科学省(BMBF)が資金援助するプロジェクトの目的は、ヒトと機械との相互作用のためのスマートクラスを開発すること。これは、目の動きで捉え、引き出された視覚情報に基づく制御を利用する。
 このプロジェクトでメガネに組み込まれた双方向フルカラーOLEDマイクロディスプレイは、プロジェクトパートナーTrivisioが設計した。優れた快適性と装着性を達成するために頭に適合する特殊な機械的デザインが開発されている。エレクトロニクスがメガネに組み込まれているので、中間的なコントローラなしで、PCに接続可能になっている。
(詳細は、www.fraunhofer.de)