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ADVA、PAM-4伝送フォーマットで400Gを100km伝送

March, 8, 2016, Meiningen--アドバ(ADVA Optical Networking)の研究者とデンマーク工科大学は、PAM-4伝送フォーマットを使って400Gb/s(8×50G)のリアルタイム100km伝送を行った。このシステムは、4つのディスクリートレベルのパルスアンプリチュード変調を使い、データセンタインタコネクトアプリケーションのコスト、スペース、エネルギー効率を大幅に改善する100kmまでのソリューションを提供する。
 「われわれのPAM4セットアップの独自性は、現在IEEE802.3bsで標準化作業中の短距離400G PAM4ソリューションの伝送距離を大幅に延ばすことでコスト効果の高い、省エネ高速データセンタインタコネクトソリューションを可能にすることである」とデンマーク工科大学フォトニクスエンジニアリング部、Nicklas Eiseltは話している。
 新しいPAM4ベース伝送システムはDWDM技術の応用であり、多数のデータストリームを一本のファイバに多重する。ここでは8ストリームを多重した。個々の信号は分離された別の波長で同時に伝送され、一本のファイバで400Gb/s多重が可能になる。このスピードで100kmまでの距離は、現状の業界標準変調フォーマットの信号レベルNRZは、必要な帯域が大きいため、もはや実際に使えない。
 このデータレートで、PAM4信号をリアルタイム100km伝送する決め手は、伝送側と受信側のイコライザで構成されるプロトタイプトランシーバだった。これにより、限られた帯域と残留分散を補償できる。データセンタインタコネクト伝送リンクのエミュレーションは、従来の80kmおよび100kmのSSMF、MUX、DEMUXを用いて行い、8chsを合波、分離し、光アンプで伝送リンクに必要なパワーを入れた。
 Eiseltによると、この結果により、PAM4がローコスト、高速データセンタインタコネクトソリューション構築のための有望なアプローチであることが確認された。このコンセプトは、最終的には、100kmで4Tb/sを超えるリンク容量を可能にするものである。今後の研究では、研究チームは、伝送速度を56Gbaudまで上げ、同時にコンポーネントレベルで集積度を高め、一層の省電力化と低コスト化を目指している。