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AIO Core、業界初量子ドットレーザベースSiPhトランシーバチップ

March, 6, 2023, Tokyo--AIO Coreは、PCIe Gen 5適合、業界初の32Gbpsトランシーバチップを発表した。AIO Coreの光エンジンは、量子ドットレーザを組み込んでおり、超低電力、小サイズトランシーバ向けに設計されている。
新しいトランシーバは、1300nm帶で動作する5㎜×5㎜チップスケールパッケージ。量子ドットレーザの利用により、トランシーバは、広い温度範囲(-40-105C)で超高信頼性動作する。AIO Coreは、Synopsysと協働してGen6光インタフェースも開発中である。

「今回の製品リリースは、マルチレーン4×32Gbpsおよび超高空間密度の高速データコムリンクなどのアプリケーションに扉を開く。この光エンジンにより、AI/MLアプリケーションにとって重要な次世代HPCリンク向けに広い温度範囲シリコンフォトニクスの実際的な応用が可能になる」とAIO Core Co., LtdのCTO、Mr. Kazuhiko Kurataは、コメントしている。

業界がより高いデータレートに移行しているので、光インタコネクトが、さらに短距離のチップ・トゥー・チップおよびイントラチップ(オンチップ)リンクに普及すると予想されている。AIO Coreがシングルパッケージに収めたこのシリコンフォトニクスは、システム・イン・パッケージ(SIP)アーキテクチャをサポートしている。SIPは、多数の集積回路チップをモジュラー式にエンクローズできる。ローコスト、小サイズ、低消費電力、高データレート光エンジンは、データコム、ストレージ、産業オートメーション、医療機器、自動車およびコンシューマエレクトロニクスなどの量産アプリケーションで、低コスト、規模の経済のメリットが得られる。

「当社は、継続的にイノベーションに取り組んでおり、将来の“Green Datacenters”、超高性能コンピュータ(HPC)向け液浸冷却に適合する低消費電力リンクを実現すると考えている」と同社CEO、Mr. Hidetaka Fukudaは、コメントしている。
(詳細は、https://wconference.org/)