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II-VI と Artilux、1380nmで動作する高解像度3Dカメラをデモ

July, 20, 2022, Pittsburgh--II-VI Incorporated とArtiluxは、メタバースのユーザエクスペリアンスを大幅に強化する遙かに長距離、高解像度の次世代3Dカメラの共同デモンストレーションを発表した。
 Artiluxは、GeSiフォトニクスとCMOS SWIRセンシング技術のリーダー。

メタバースインフラストラクチャへの投資が、より現実的で没入型の仮想エクスペリアンスを可能にするセンサ需要を加速し、促進している。II-VIとArtiluxは、それぞれの独自技術、InP半導体レーザとGeSiアレイを統合して短波赤外(SWIR)、1380nmで動作する小型3Dカメラを実証し、既存の940nmで動作するカメラよりも大幅に高いパフォーマンスを達成した。

「より長いIR波長は、コントラストの改善となり、短い波長の照射では見えない素材の細部を明らかにする、特に屋外環境である」とII-VIのオプトエレクトロニックデバイス&モジュール事業ユニット、Eng, Sr. VP、Dr. Julie Sheridanは説明している。「940nm代わりに1380nmで動作するカメラを設計することでわれわれは、シーンをより高輝度に照射しながら、アイセーフ要件の範囲内に十分にとどまっている。加えて、大気は、940nmよりも1380nmで太陽光を多く吸収するので、背景光干渉が低減し、SNRの大幅改善となり、長距離およびより優れた画像解像度のカメラが可能になる」。

Artiluxの共同創始者/CTO、Dr. Neil Naは、「小型SWIR 3Dカメラは、次世代コンシューマ機器にシームレスに組みこめる。その多くは、VR、MR、VRアプリケーション向けに開発中である」とコメントしている。「II-VIとArtiluxは、メタバースがエンタテーメント、仕事およびプレイの人気現場となる重要機能をデモした。SWIRカメラのデモンストレーションは、メタバースにおける未来の3Dセンシングを垣間見せた。ディスプレイでは、画像コンテンツを特定、説明、分類、描写し、アバターでは、リアルタイムアイコンタクトや顔の表情を体験できる。

II-VIは、InP端面発光レーザからなる高集積SWIR照射モジュールを提供する。これは2Wまでの出力および光ディフューザ、ローコストと高品質アセンブリ向け表面実装技術(SMT)パッケージで提供される。Artiluxのカメラの特徴は、スケーラブルなCMOS技術プラットフォームベースの高帯域、高量子効率GeSi SWIRセンサアレイ。総体として、製品は、コンシューマおよび自動車市場で広い範囲の奥行き検知アプリケーションを可能にする。

(詳細は、https://www.artiluxtech.com)