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フランウンホーファーのLi-Fiモジュール、データレートが10Gbpsに

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June, 23, 2014, Dresden--1つの端末から別の端末にケーブル無しで即座に大量のデータを転送するために、フランウンホーファーIPMSの研究グループは伝送媒体として光を使うことに取り組んでいる。
 光ワイヤレスデータ伝送は、有線データ転送の代替として機能し、USB3.0、USB3.1、GbE、10GbEなどの確立された標準に取って代わると見られている。
 フランウンホーファーIPMSの光センサとデータ転送を担当するグループマネージャ、Dr. Frank Deicke氏は、2013年末にすでに転送レート最大5Gbpsが可能な光無線通信モジュールを実現している。今回は、このレートを2倍にした。研究チームは、角砂糖以下のサイズで、最大10Gbpsのデータ転送ができる赤外光無線通信トランシーバを開発した。ブルートゥースやWLANなどの無線技術と比べて、この通信モジュールのデータスループットは遙かに高いが、ビットエラーレートは極めて低く、省エネとなっている(消費電力は10Gbpsで約100mW)。特にバッテリ寿命の短いスマートフォンやデジカメなどのモバイル、バッテリ動作機器にとっては、低消費電力は朗報である。
 このトランシーバは、コンシューマ分野でも産業アプリケーションでも使われる。大量のデータが1つの端末から別の端末に可能な限り迅速に転送される必要がある場合、例えば自動化、安全、プロセス制御、医療技術などで有用である。
 評価キットは、1Gbps、5Gbps、10Gbpsが用意されており、トランシーバのパフォーマンスとサイズは顧客仕様に適合できる。