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テクトロニクス、Gen2 IsoVu光アイソレーション型差動プローブ

October, 29, 2020, Beaverton--テクトロニクスは、第二世代のIsoVu光アイソレーション型オシロスコープ用プローブ、TIVPシリーズを発表した。
 TIVPシリーズは、2016年に発表された、革新的な性能を持ったプローブの性能、機能を大幅に向上させたプローブ。第二世代のIsoVuプローブは、光アイソレーション型プローブ技術をパワー・システム設計市場まで広げ、より小型、より良い操作性、強化された電気性能を実現している。

従来の差動プローブでは、グランドのないハイスピード・システムを正確に測定することは非常に困難。SiCやGaNなど、ワイド・バンドギャップ技術に携わるエンジニアは、その高い周波数と高速のスイッチング速度のために、デバイスの正確な測定や特性評価が非常に難しくなっている。オシロスコープとプローブをガルバニック絶縁するIsoVuプローブは、パワーの研究者、設計エンジニアのワイド・バンドギャップ・パワー測定を大きく変えた。

IsoVu Gen 2(第二世代)の機能とオプション
第一世代と同様、新しい第二世代IsoVuプローブも特許取得済みのE/O(電気-光)技術により、オシロスコープとの電気的接続なしに信号を取込み、さらにプローブへの電源供給を行っている。従来の高電圧差動プローブに比べ、IsoVuプローブは広い帯域、ダイナミック・レンジ、さらにプローブの全帯域においてクラス最高の同相除去比(CMRR)の組合せを実現している。非絶縁タイプのプローブでは、周波数が上がるとCMRRの定格が急激に低下するため、高い周波数での測定はほとんど不可能だった。IsoVuプローブは光ケーブルを使用しているため、ケーブル長を長くとることも可能で、EMIに対しても影響を受け難くなっている。
(詳細は、http://news.tektronix.com/)