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Acacia AC1200コヒレントモジュールで6600km大西洋400G伝送

December, 26, 2018, Maynard--Acacia Communicationsは、バージニアビーチ、バージニアとスペイン、ビルバオ間6600kmMarea海底ケーブルで初の400GシングルキャリアDWDM伝送を発表した。フィールドデモンストレーションは、Microsoft、FacebookとAcaciaによって行われた。また、容量とスペクトル効率向上により、敷設ファイバとネットワーク容量改善を可能にすることを実証した。
 クラウドとインターネットサービスの拡大が、海底ネットワーク容量増需要を促進している。こうした要求に応えるには、以前の大西洋システムではできなかった高いデータレートをサポートする先進的コヒレント伝送システムが必要になる。Marea海底ケーブルは、Microsoft、Facebookおよび世界的通信インフラストラクチャ会社Telxiusの共同プロジェクトであり、「オープン」デザインを特徴としている。これにより,技術による進化が可能になり、Acacia AC1200コヒレントモジュールなど、新技術採用を可能にする。

フィールドデモンストレーションは、Picoデジタルシグナルプロセッサを搭載した、AcaciaのAC1200コヒレントモジュールで実施された。AcaciaのAC1200は、高ボーレート、フレキシブルな変調フォーマット、パフォーマンス増強の統合をサポートしており、これにより、容量と伝送距離の改善が可能になる。Acaciaの特許Fractional QAM変調を利用し、フィールドデモンストレーションは、ほぼ4bits/symbolを使った400G伝送を達成、ボーレートは約70Gbaudだった。加えて、4bits/symbol以上の変調フォーマットを利用して、同じ6600kmケーブルで6.41b/s/Hzのスペクトル効率を達成した。
 MicrosoftのAzure Networking主席光エンジニア、Mark Filerは、「AcaciaのAC1200などの新技術の早期導入により、敷設ファイバの利用を伸ばし、われわれの投資を最大化し、ネットワーク容量を改善することができる」と語っている。
 AcaciaのAC1200コヒレントモジュールは現在、複数のネットワーク装置メーカーで品質評価中である。
(詳細は、http://ir.acacia-inc.com)