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電気自動車のバッテリー筐体向けに先端レーザ溶接ソリューション

September, 21, 2018, Pittsburgh--電気自動車に使用されるバッテリーは、正常機能と寿命維持のために能動冷却しなければならない。流体冷却として知られるこのプロセスは、液体を封じ込め、漏洩を回避するために気密封止を必要とする。プラスチックバッテリーパッケージングコンポーネント溶接に、いくつかの接合法が使用可能であるが、外部の物質を必要としないものが複雑さがなく、コスト効率が優れている。
 これらの技術の中で、より大きなパーツが可能であることから、メーカーはレーザ溶接を利用することがよくある。またレーザ溶接は、前処理が不要であり、高精度、再現性と制御性が特徴である。Covestro LLCは、Leister Technologies LLCと共同で、電気自動車に使用される流体冷却バッテリーモジュールのレーザ溶接向けに工程と材料ソリューションを開発した。
 「この接合技術で、流体冷却システムの余裕がない場所やコンポーネント周りの溶接に必要な精度が得られる」とLeister Technologies、シニアプロジェクトマネージャー、Fernando Santillanaは説明している。
 レーザ溶接は伝統的に、透明な、または光学的に透明なブラスチックでのみ使用される。しかし今では、CovestroとLeister Technolgiesが、この接合技術の用途を広げて、Covestoの不透明な難燃性Bayblend PC+ABSブレンドが含まれるようにした。溶接強度は同等レベルを達成している。難燃性プラスチックは推奨されており、バッテリー筐体に必要とされることがよくある。火の広がりを防ぐ、あるいは遅らせるからである。
 「Bayblend FR3010 PC+ABSブレンドを使し、量産準備バッテリーモジュール用に効果的で高信頼の溶接ソリューションを開発した。これは、UN35.3を含む、バッテリー酷使テストに耐えることができるものである。この材料で、バッテリーメーカーは、高信頼、漏れのないバッテリー筐体を造ることができる」とCovestroの主席エンジニア、Terry Davisは話している。
 当然のことながら、Bayblend FR3010 PC+ABSブレンドには、様々な利点がある。強い衝撃力、化学的・加水分解耐性、熱安定性、高い熱変形と物理的性能の優れたバランスが含まれる。
(詳細は、https://www.plastics.covestro.com)