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業界最高の光出力130mWを実現した緑色半導体レーザを量産化

June, 14, 2018, 大阪--シャープは、業界最高の光出力130mWを実現した緑色半導体レーザの量産を2018年10月より開始する。
 今回発表の製品は、昨年9月に発表した製品と比べて、チップサイズを2倍以上にすることで高出力を達成し、結晶成長の工夫により長波長化を実現している。
 
主な特長:
・緑色の半導体レーザにおいて、同社従来モデル(*)の約4.3倍にあたる、業界最高の光出力130mWを実現。

(*)従来モデル<GH05130B2G/GH05130B5G>は、30mW、515nm。

・光波長を520nmに長波長化し、色再現性を向上。BT.2020カバー率90%以上を実現。
・直径5.6mmの標準タイプと、ディスプレイの小型化ニーズに対応する直径3.8mmのコンパクトタイプをラインアップ。

 シャープのターゲットアプリケーションは、スマートプロジェクタ、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)など。
 シャープ電子デバイス事業本部レーザー事業部企画部、田中智毅部長によると、小型レーザプロジェクタで求められる光束は100 lmであるが、今回発表の製品は、屋内用途70 lmのモデルに対応している。
 また長波長化(520nm)により、BT.2020(次世代ディスプレイ規格)カバー率が93.5%に向上している。前回モデル、波長515nmではカバー率は88.3%にとどまっている。
 シャープでは、今後、高出力化、長波長化に取り組んでいく。

(詳細は、LFWJ 7月号)