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GMT、第5巨大ミラーセグメントの鋳造開始

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November, 28, 2017, Pasadena--巨大マゼラン望遠鏡機構(GMTO)は、GMTの心臓部を形成する7個のミラーのうち5番目の鋳造開始を発表した。 
 ミラーは、アリゾナ大学のRichard F. Caris Mirror Laboratory、世界最大の天文学用ミラー製造で知られているファシリティで鋳造される。25メートル径のGMTは、チリのアンデスに設置され、他の星の周辺の惑星の研究、最初の銀河系形成に遡って観察するために使用される。巨大ミラーの「鋳造」プロセスには、約20トンのガラスを回転炉で溶かす必要がある。一旦冷却され、次にガラスディスクはアリゾナ大学が開発した最先端の技術を用いて最終形状に研磨される。
 GMTはこれら8.4mの7つのミラーからの光を合成して、有効口径24.5mの望遠鏡を実現する。この独自の設計で、GMTはスペクトルの赤外域でHubble Space望遠鏡と比べて10倍鮮明な画像を生成する。
 GMTの軽量ミラーの各々は、日本のオハラ社の特注低膨張E6ガラスの最新ブロックとして始まる。これらのガラスブロック、正確には17,481 kgは、最初から組み込まれている6角形モールドの特注炉に人手で設置される。巨大炉が一分間に5回転する鋳造プロセスのピークでは、ガラスは約4時間、1165℃まで加熱され、液化してモールドに流れ込む。鋳造プロセスは、炉をゆっくりと回転させながら、3ヶ月続き、ガラスは注意深く冷却される。次にガラスは、続く期間に成形と研磨プロセスに入る。この高精度プロセスの成果は、光波長の1/20の精度まで研磨されたミラーとなる。
 今回の鋳造で、第5ミラーが、Mirror Labの様々な製造段階で3つの追加GMTミラーに加わる。ミラー2の全面研磨は順調に進行している。粗研磨が間もなく第3ミラーの前面で始まり、ミラー4、中央ミラーが間もなくミラー3に続いて粗研磨に入る。第1GMTミラーは数年前に完了しており、この9月にタクソンの保管場所に移され、チリへの移送を待っている。ミラー6のガラスはタクソンに納入され、ミラー7のガラスは日本のオハラ工場に発注済みである。
 行く行くは、その巨大ミラーはチリのアンデス、カーネギー科学研究所のLas Campanas Observatory、GMTの将来ホームに移送される。