Avo Photonics､NASA LISAミッション向けに超低雑音レーザ開発

August, 11, 2021, Horsham--NASA､宇宙で重力波を計測するミッション､Goddard Space Flight Center and ESA’s Laser Interferometer Space Antenna (LISA)を支援して､Avo Photonicsは､20の次世代レーザ光源を製造している｡その設計の有効性､製造工程､また最も重要なレーザシステムの耐久性を実証することが目的である｡この開発は､Avoのこれらのレーザのプロトタイプバージョン供給成功に続くものである｡

この刺激的な開発は､地上ベース天文台､LIGOが､初の記念碑的な重力波検出してからわずか5年後である｡LISA観測は､太陽の周りの軌道で実行される｡3台の衛星が､一辺250万kmで構成される三角干渉計を形成する｡2030年代半ばに打ち上げ予定であるので､反復設計､材料選択､アセンブリ､テスト､工程の認定の困難な道は､現在進行中｡厳しい要件は､地上ベースのテスト､打ち上げ､軌道での10+年寿命を通じて､レーザの必要な性能､耐久性を確実に満たさなければならない｡

特別な衛星要件を満たすことに加えて､Avoは､干渉計システムの中核光源となる世界で最も｢静かな｣レーザ発振器を構築する｡構成は､非平面リング発振器をベースにしている｡ここでは､NGYAG利得結晶の面がキャビティの反射面として機能するので､外部の個別ミラーの必要性および潜在的なミスアライメントを除去する｡出力200 mW､モノリシック設計は､低い10-4Hz周波数で安定化された周波数ノイズ103Hz/Hz以下､104Hz以上の周波数では5 Hz/Hz以下｡これらのレーザからの出力は､各衛星に存在するNASAの完全光システムの一環として､それぞれ2Wに増幅される｡

NASA GSFC’s Laser Product Development Lead､Dr. Anthony Yuは､｢Avo Photonicsとの協働を享受している｡同社には､基礎物理学の理解､衛星搭載ハードウエアの実証された開発力がある｣とコメントしている｡
(詳細は､https://www.avophotonics.com/)