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LiFiは、高速インターネットアクセスを可能にする

January, 5, 2022, London--UCL研究者によると、高速インターネットは家庭やオフィスでは光で提供可能である。これは、将来、情報のダウンロード、アップロードの方法を変革する。

UCL、ノーザンブリア大学、ニューキャッスル大学の研究者は、新しいタイプの有機LEDを開発している。これは、タブレットや電話などのスマートデバイスと通信して、膨大なデータ量をダウンロード、アップロードする。

Li-Fiとして知られる新技術は、可視光通信を使い情報を伝送する。天井のLEDsは、人の目には見えない様々な周波数でON/OFFでき、電話あるいはタブレットスクリーンのLEDsと通信する。

Dr Paul Haigh(UCL電子&電気工学)は、「われわれが開発しているLEDsは、プラスチック、フレキシブルなデバイスである。これは、安価に作ることができ、すでにハイエンドモバイルフォーン、タブレット、TVに搭載されている。

 われわれは、これらをスマートフォンやタブレットスクリーンに使用される、わずか500nm厚の薄膜に組込む。すると、それはLi-Fi送信器として機能する。

 さらに、天井の光から電子デバイスへの情報伝送方法に目を向け、反対に情報を伝送できる方法も考えたのはわれわれが最初である。デバイスは、基本的に相互通信できるようになる」。

 研究チームは、新しいローコスト、プラスチックのオール有機LEDの開発を重視している。これは、世界初の完全可視光通信システムの開発に使われる。

プロジェクトリーダー、Zabih Ghassemlooy教授(Northumbria University 光通信&光通信グループ長)は、「将来、家庭やオフィスでわれわれが利用するほぼ全ての照明はLEDになる、安価でグリーンで、より効率的であり、従来照明よりもエネルギー消費は10倍少ない」と言う。

「われわれ全てが利用するデータ量が増えると考えると、将来、高速インターネットを提供するためにわれわれの既存照明インフラストラクチャを使えるようにこのLi-Fi技術を開発することは、十分に合理的である。

「このプロジェクト中にUCLで開発されたLEDは、光を供給するだけでなく、他の電子機器と通信するという付加機能も備えている、データを供給するだけでなく、受け取ることもできる」。

スピードが増すにつれてLi-Fiは、Wi-Fiに対する優位性を提供する。ユーザをRF信号放射に晒さないなどである。

電子デバイスを相互通信できるようにするので、Li-Fiは家庭や職場での利用に成功し、車輌間、様々な有人、無人プラットフォーム間の水中通信システム、例えばハンドヘルド機器間、ローカル位置決めシステムを可能にするものとして利用される。

Li-Fiネットワーク供給でスマートフォンが重要な役割を担うことが考えられる。その技術は、次の5~10年で日常的に利用されるようになると見られている。
(詳細は、https://www.ucl.ac.uk)