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「UVパワー」リサーチプロジェクト、従来のUV光源をLEDで置き換え

December, 13, 2017, Regensburg--2017年2月から、研究機関と企業、5機関が、教育科学・研究技術省(BMBF)助成の共同プロジェクト、「UV Power」に取り組んでいる。
 パートナーは、広範なアプリケーションをカバーする高出力UV LEDの提供を目標にしてきた。これらのLEDは最終的に、有毒水銀を含むことが多い従来のUV光源を置き換える。対象分野は、製造、殺菌、環境、ライフサイエンスト医療。UV LEDは、新しいアプリケーション領域も開くと見られている。
 「Advanced UV for Life」、Zwanzig20プログラムの助成を受ける研究機関と企業のコンソーシアムの一部としてオスラム(OSRAM Opto Semicinductors)は4パートナーとともに、大量市場向け高出力UV LEDに取り込んでいる。
 パートナーは、Ferdinand-Braun-Institut, Leibniz-Institut für Höchstfrequenztechnik (FBH), the Technical University of Berlin, LayTec AG and UVphototonics NT GmbH。
 AlGaN材料系をベースにしたハイパワーUVBおよびUVC LEDを製造する技術とプロトタイプLEDは、2020年までに発表される予定。
 開発促進とリソースの効率的利用のために、パートナーは取り組みを異なる波長範囲に分割している。プロジェクト全体の調整に加えて、OSRAMは270~290nm範囲の波長を担当している。エピタキシでは、Ferdinand-Braun-Institutが、隣接波長290~310nm UVB範囲をカバーし、エピタキシャルウエファをUVチップにプロセスする。ベルリン工科大学は、250~270nmの波長範囲に集中しており、AlGaN材料とAlGaN LEDの材料分析に専門技術を利用している。TU BerlinもUV分析用の大規模特殊装置を所有している。LayTec AGは、エピタキシとプラズマエッチングシステム制御用の特注技術を開発している。FBHスピンオフUVphotonics NT GmbHは、ユーザとのインタフェース。チップデザイン最適化を担当しており、目的は高電流と効率的冷却。同社は、製造チェーン全体からのプロセスデータの統計収集と解析を行い、このデータをプロジェクトパートナーに提供し、製造プロセスの最適化に役立てる。アセンブリ技術とエージング効果の重要項目は、FBH、TUBおよびUVphotonicsが、コンソーシアムの一環としてさらに進んだプロジェクトで研究する。
 新しいLEDの光出力は、300±10nmで120mW以上、280±10nmで140mW、260±10nmで80mWとなる見込みである。研究グループは、長寿命動作と経済性改善のために、LEDのエージング挙動の大幅改善にも取り組んでいる。
(詳細は、www.osram-group.de)