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オスラム、2D顔認証向けに新しい赤外LED

February, 27, 2018--オスラムは、2D顔認証用に新しいIR LED、Synios P2720を発表した。
 スマートフォン、タブレットなどは、様々な方法で開錠できる。パスワード、指紋スキャン、虹彩スキャンなど。2D顔認証は、別の方法であり、赤外光でユーザーの顔を照射し、IRカメラで画像を取得する。このシステムは、その画像と認証目的で以前に蓄積された画像とを比較し、2D容貌の特徴に焦点を当てる。口の幅、鼻堤の長さ、目と目の間の距離など、様々なデータが一致すれば、デバイスは開錠される。
 波長940 nmを用いることでSynios P2720は、短波赤外範囲のIR光源で生ずる赤色発光を低減する。これまでは、IRカメラの感度は、光源が850nm波長である場合にのみ良好であった。カメラはさらに発展して、より長い波長で感度が高くなった。したがって940 nm光源が使用可能になっている。これは、システム全体の性能を向上させている。
 ユーザーの顔や眼の明るい均一な照射は、顔認証には特に重要である。また視線追跡装置にとっても重要である。Synios P2720は、1Aで、出力1150mWの優れたパフォーマンスである。この全体的な高出力は、360mW/srの照射強度となる。
 新しいSynios P2720は、850nmバージョンと同じフットプリント。2.0 mm x 2.75 mm x 0.6 mmであるので、このIREDはスペースが重要なアプリケーションには最適である。
 IREDにはオプティクスが存在しない。そのコンパクトな寸法により、顧客は必要物とともに第2のオプティクスを導入できる。
 「誰でも、モバイルデバイスのデータが可能な限り安全であると再確認したい。当社の非常に強力で明るいIREDは、ユーザーの顔の特徴を完璧に照射し、権限のある者のみがデバイスを確実に利用できるようにする」とNina Reiserマーケティングマネージャはコメントしている。
(詳細は、www.osram.com)