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DOWA、世界トップクラスの出⼒の深紫外LED開発

February, 13, 2018, 東京--DOWA子会社のDOWAエレクトロニクスは、中心波長310nm帯で世界トップクラスの90mWの出力を持つ1mm×1mmサイズの深紫外LEDチップの開発に成功した。
 310nm波長帯の深紫外線は、コーティング用樹脂の硬化や⽪膚治療などに用いられており、従来の光源である水銀ランプやエキシマランプをLEDに置き換えることにより、水銀フリー化や設備小型化が可能となる。また、長寿命・省電力といったメリットにより、さらなる用途展開も期待されている。
 DOWAエレクトロニクスでは、高品質な窒化アルミニウム(AlN)テンプレートおよび同社独自の結晶成長技術を組み合わせることにより、280nmの殺菌波長帯では世界トップクラスの出⼒となる深紫外LEDチップの量産体制を構築している。その技術を310nmの波長帯に応用するとともに、王子⼦ホールディングスの保有するナノレベルの微細加工技術を適用したサファイア基板を用いて、発光効率の向上を進めた結果、同社従来比で20%の⾼出⼒化を実現し、310nm波長帯において世界トップクラスの90mWの出⼒を達成した。
 今回開発した310nm波長帯の深紫外LEDは、2018年4月からの量産開始を予定している。
(詳細は、www.dowa.co.jp)