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フレキシブルAMOLED出荷、2020年51%増

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August, 3, 2020, London--Omdiaの「スマートフォンディスプレイ市場トラッカー」によると、2020年COVID-19の影響による全般的なスマートフォンディスプレイ出荷下降に挑み、AMOLED世界市場は、今年51%増となる見込みである。

2020年、COVID-19パンデミックは、スマートフォンとディスプレイ市場に深刻な打撃を与えた。多くの都市のシャットダウン、電話やディスプレイ製品のサプライチェーンの破壊、世界的にスマートフォン販売減となったためである。結果的に、年間のスマートフォンディスプレイ出荷は、2020年に14億ユニット、2019年の16ユニットから10%減である。

これにもかかわらず、スマートフォン向けフレキシブルAMOLEDsの出荷は、2020年に2憶3800万に増加した。2019年は、1憶5800ユニットだった。この成長は、リジッドAMOLEDディスプレイを犠牲にしたものであり、その出荷は、2020年に2憶2700万ユニットに落ち込む見込みで、2019年から27%減となる。

「2020年のパンデミック年でも、スマートフォンセットメーカーは、置き換えハンドセット需要増に応えるために5Gモデル提供に重点を置いている」とOmdia中小ディスプレイアナリスト、Hiroshi Hayaseは話している。「新しい5Gスマートフォンが発表されると、ブランドは積極的にナローベゼル(狭額)と丸みのあるエッジのディスプレイ形状を採用していく。これらは、フレキシブルAMOLED技術を利用することでのみ可能になる。例えば、Appleは今年下半期に始まる全てのiPhone 5G新モデルでフレキシブルAMOLEDsを利用すると予想される。これが、スマートフォン市場におけるフレキシブルAMOLEDディスプレイの出荷を後押しする」。

スマートフォンディスプレイへのCOVID-19の影響
スマートフォンディスプレイ需要下降は、フレキシブルAMOLEDs以外のすべてのディスプレイ技術にマイナスの影響を与えている。低温ポリシリコン(LTPS) TFT LCDsは、中およびハイエンドスマートフォンでAMOLEDsとの競争激化により、最も大きな影響を受けたたディスプレイ技術。スマートフォン向けLTPS TFT LCDsの出荷は、2020年にトータル5憶600万ユニット、2019年から16%減である。

スマートフォン向けa-Si TFT LCDsは、2020年にトータル4憶7200万、2019年から9%減。

スマートフォン向け全AMOLED出荷は、2020年に4憶6600万、2019年からわずか1%原である。その高性能、高コントラストや低消費電力で、AMOLED出荷は、2019年に著しく増加し、ハイエンドスマートフォンからの需要を獲得した。

その間、2020年にAMOLED製品は変化した。2019年、リジッド、ガラス基板AMOLEDsがスマートフォンAMOLEDディスプレイ市場で優位を占めていた。しかし、2020年、プラスチック基板、AMOLEDsがリジッドAMOLEDsに取って代わりつつある。

フレキシブルAMOLEDサプライヤを見ると、Samsung Displayがリーダーで、2018年、シェアは90%を超えていた。一方、中国政府に支援された中国ディスプレイメーカー、BOE、Visionox、Tianma および China Starが、中国のスマートフォンメーカに供給するためにフレキシブルAMOLED量産に積極投資してきた。LG Displayは2019年第4四半期に、AppleのiPhone 11 Pro向けにフレキシブルAMOLEDsの量産を開始した。フレキシブルAMOLED市場における競争激化の中でSamsung Displayのシェアは、2019年に80%に低下した。

不運にも、COVID-19パンデミックにより市場は危機状態にある。結果的に、フレキシブルAMOLEDの市場状況は、2020年下半期に代わる可能性がある。とは言え、フレキシブルAMOLEDsは、2021年スマートフォン市場の再スタートで重要な役割を担う可能性がある。

(詳細は、https://technology.informa.com)