幅広いインダクタンス値と高い周波数範囲を持つ大電流インダクタ

ビシェイ・インターテクノロジー社は、２０２０（0.204 インチ角≒ 5.18 mm 角） ケースサイズの新しい薄型大電流IHLP インダクタ2 種類を発表した。このインダクタは55 ℃ ～ +155 ℃という高い動作温度範囲を持ち、薄さ3mm、1 MHz までの高い周波数範囲、0.22 μH ～ 15 μH の幅広いインダクタンス値を提供する。「この製品は、高温の工業・車載用途で、電圧安定化モジュール（VRM） やDC/DC コンバータに利用でき、高性能化、省スペース化、省電力化に寄与する」と同社は言う。IHLP-2020CZ-51 は、薄型大電流の電源、ポイントオブロード（POL） コンバータ、分散型電源システムなどに最適である。IHLP-2020CZ-5A は、エンジン・トランスミッション制御装置、ディーゼル燃料注入システム、ワイパー、ナビゲーションシステム、LED 照明等に好適である。両モデルとも、機械的な衝撃や振動、熱衝撃、湿度にも強いデバイスである。またRoHS 準拠で100 ％鉛フリーでもある。鉛フリーシールド構造により、バズノイズを極めて低いレベルに引き下げる。
　詳細はビシェイ・インターテクノロジー社のウェブへ。（2015/01/21）