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FCCが無人航空機の周波数利用規則を作成開始

FCCは、5030 ~ 5091 MHz帯域の使用規則確立のためのNPRM(notice of proposed rule-making)を提案している。2023年1月4日、5030 ~ 5091 MHz帯域で無人航空機システム(UAS:Unmanned Aircraft System)が無線を使用できる規則を提案し、柔軟に使用可能な無線ネットワークで、その種の使用を促進する措置が必要かどうかについて、コメントを求めている。
この周波数帯は、主に無認可の低電力無線通信または実験的な免許で運用されている。FCCによると、UASが現在および潜在的に重要な用途を考慮して、運用の信頼性を向上させる方法を検討しているという。
提案されたNPRMは、安全性が重要なUAS通信リンクのサポートに必要な信頼性を持ち、認可されたスペクトラムへのアクセスをUASオペレータに提供する5030 ~ 5091 MHz帯域でのサービス規則に関するコメントを求めている。また柔軟に使用できるさまざまなスペクトラム帯域に関する委員会の規則が、地上移動運用とUAS使用が共存するのに十分かどうか、干渉と性能の問題を防止/軽減するために委員会規則の変更が必要かどうかについても、同様にコメントを求めている。NPRMによれば、管理された空域で無人航空機運用を安全に統合し、容易に飛行調整できるよう完全性を維持しながら航空管制や他の航空機と通信するため、UAS運用者が航空用VHF帯域で免許を取得するプロセスが提案されている。
このNPRMは、FAA※1およびNTIA※2と進行中の共同作業の一環として提案されたもので、部門間無線諮問委員会の正式なプロセスが含まれている。
詳細はFCCのウェブへ。(2023年1月4日)
https://www.fcc.gov/document/fcc-starts-rulemaking-licensed-spectrum-unmanned-aircraft-use

[※訳者注]
1. FAA:Federal Aviation Administration(アメリカ連邦航空局)
2. NTIA:National Telecommunications and Information Administration(米国電気通信情報庁)