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静電放電に敏感な機器用の包装特性及び要求事項分類

  IEC 61340-5-3の第3版は2022年04月27日に発行された。同時にコメント付きバージョン(CMV)も発行された。この規格の表題は「静電気-第5-3部:電子装置の静電現象からの保護-静電放電に敏感な装置用として意図された包装の特性及び要求事項分類」である。製造、手直し、保守、輸送、保管のすべての段階を通じて、ESDに敏感なデバイス(ESDS)を保護するために必要なESD保護パッケージの特性を定義している。これらの製品および材料特性の包装および包装材料を評価するために、試験方法が参照され、性能限界が提供される。
 この規格では、電磁干渉(EMI)、電磁パルス(EMP)、電気的に開始された起爆性材料または装置の保護については扱っていない。
 この第3版は、前の2版に比べて次の重要な技術的変更が含まれている。

a) IEC61340-4-10への参照が削除された。
b)「 静電界シールド」材料抵抗特性は削除された。
c) 静電気放電シールドの要求が50 nJ から20 nJ に変更された
d) 表1の脚注「b」は、IEC 61340-2-3のtwo-point probeに言及するように変更された。
e) 7.2.2および7.2.3では、「マークしなければならない(shall be marked)」が「マークしたほうが良い(should be marked)」に変更された。
f) 表3– 分類記号と主要機能コードFが削除された。
g) 表A.2 – IEC TS 61340-5-4およびIEC TR 61340-5-5への参照が追加された。
h) 付録C – 電界シールドに関するガイダンスが追加された。
i) 付録D – 低帯電材料特性が追加された。

 同時に発行されたCMVは、この規格のコメント付きバージョン(Commented version)であり、これには公式規格とコメント付バージョンの両方が含まれている。この規格の第3.0版と前の第2版からの変更を比較するための迅速かつ容易な方法を提供している。さらに、最も関連性の高い変更の理由を説明するために、IEC TC 101の専門家からのコメントが提供されている。
 コンセンサスベースの規格とコンテンツが、技術情報で強化されている唯一の規格である。技術委員会の専門家が最も関連性の高い変更理由と理論的根拠を示したレッドラインバージョンで構成されている。コメントの要約は規格の最後にも記載されている。
 コメント付のバージョンを使用すると、ユーザーは標準の最新版に加えられた変更の根拠をよく理解できる。コメントには、変更の説明と、これらの変更がアプリケーションおよび規格の使いやすさに与える影響に関する情報が含まれていて、従来のIEC Redline Version(RLV)の拡張バージョンとなる。
 詳細はIECのウェブへ。(2022/04/27)
IEC 61340-5-3: 2022 は、
https://webstore.iec.ch/publication/64718
そのCMVは、
https://webstore.iec.ch/publication/75710