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CISPR 25:2021 第5版の仮発行

 CISPR 25:2021の表題は「車両、小型船舶及び内燃機関-無線妨害特性-搭載受信機の保護のための限度値及び測定方法」である。この最終ドラフト国際規格(FDIS)は、投票期間中(2021年10月15日~11月26日)に販売された。正式発行は2022年1月21日の予定である。
 CISPR 25:2021には、150 kHz ~ 5,925 MHzの無線妨害の限度値と測定方法が含まれている。この規格は車両、ボート、内燃機関、トレーラー、デバイス内での使用を目的とした電子/電気部品に適用される。周波数割り当ての詳細については、国際電気通信連合(ITU)の出版物を参照してもらいたい。この限度値の目的は、同じ車両のコンポーネント/モジュールによって作り出される妨害波から車両に(製造元のガイドラインに従って)取り付けられた搭載受信機を保護することである。保護対象となる受信機のタイプは、例えば放送受信機(音声およびテレビ)、陸上移動無線、無線電話、アマチュア無線、市民ラジオ、衛星航法(GPSなど)、Wi-Fi、V2X、Bluetoothある。この規格文書では、無線周波数(RF)エミッションや過渡またはパルスタイプの電圧変動からの電子制御システム保護は扱っていない。そのような電磁現象に対する保護はISO規格で扱う。この規格の限度値は推奨値であり、顧客(車両メーカーなど)と供給元(部品メーカーなど)の間で合意されれば、変更の対象となる。この文書は、車両の納品後に車両ハーネスや車載電源コネクタに追加・接続される車両メーカーおよび供給業者によって適用されることも意図している。また車両と部品の設計を支援し、車載無線周波数エミッションの制御されたレベルを確保するために車両メーカーと供給業者が使う試験方法を定義する。
 この規格のエミッション要求事項は、スプリアス放射などのITUによって定義された無線送信機からの意図的な送信に適用されることを想定していない。
# 原文注記1:この除外は意図された送信エミッションに限られるので、放射エミッションとしてEUTを離れ、測定セットアップのワイヤライン上で結合される。EUTの無線部分によって意図的に作られた周波数で行われる送信の場合、この除外は適用されない。
# 原文注記2:試験プランでスプリアス放射の制限が合意されていない限り、通常、顧客と供給業者は、無線規則の規格を使用して無線送信機からのスプリアスエミッションの影響を管理する。

 この第5版は、2016年に発行された第4版をキャンセルして置き換えるもので、技術的な改訂で構成されている。また前の版と比較して、以下の重要な技術的変更を含む。

・新しい周波数帯の包含
・TEMセルに関する付属書(annex)の削除
・測定の不確かさについての付属書(annex)の包含
・全体的な改善

 詳しくはIECのウェブへ(2021/10/15)
https://webstore.iec.ch/publication/26122

※上記URLで「Work in progress」を選択すると、正式発行予定
(Forecast publication date) を見ることができる。