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E Filters社から高周波試験用フィルタの新シリーズ2種

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 要求の厳しい通信および信号処理用途の高信頼性RFフィルタ、マイクロ波フィルタの米国メーカーTTE Filters社(Gowanda Components Groupの関連会社)は、高周波試験用に2つの新しいフィルタシリーズを発表した。新しいフィルタLC17およびHC17は、7 GHzまでのずば抜けた特性と性能を誇り、オーディオ-デジタル変換およびデジタル- オーディオ変換(ADC/DAC)試験のセットアップに最適である。このような信号処理試験は、試験周波数が高くなる傾向が続いている半導体チップや集積回路(現在はGHz範囲)にとって、特に重要である。関連した市場には商業、産業、医療、軍事/防衛、試験/測定などがある。
 新シリーズのフィルタは、17次ローパス(LC)およびハイパス(HC)設計のチェビシェフ・トポロジーの急なロールオフ応答を活用して、500MHz未満に制限されている従来のBrick Wallアンチエイリアス楕円関数フィルタよりも、はるかに高いGHz周波数で動作できるフィルタに対する試験所業界のニーズに対応している。LC17およびHC17フィルタは、厳密な意味でのBrick Wallフィルタではないが、急なロールオフがBrick Wallフィルタに近くなるよう設計されている。さらにチェビシェフ・トポロジーに基づいているため、通過帯域と阻止帯域の両方にリップルがある楕円形の設計とは異なり、通過帯域にわずかなリップルがあるが阻止帯域にはリップルがない。したがってTTEの新フィルタは、通過帯域リップルを制限しながら、高周波で望ましい阻止帯域性能を提供する。
 LC17フィルタの通過帯域と阻止帯域の比率は1.19 f0で-50 dBC、1.27 f0で-60 dBCである。HC17フィルタの通過帯域と阻止帯域の比率は0.84 f0で-50 dBC、0.78 f0 で-60 dBCである。両方のフィルタの周波数範囲は1 MHz ~ 7 GHzである。標準品または特注品の入手が可能。
 表に、LC17シリーズとHC17シリーズの概要を示す。
 TTE社は、信号発生器に本質的に存在する高調波を低減することによってADC/DAC試験を改善するために、LC17TおよびHC17Tなどフィルタの低全高調波歪み(THD)バージョンを提供していることに注意してほしい。低THD フィルタは、「T」オプションを指定して注文する。「T」オプション指定とは、最適なTHD 用に設計されたフィルタのことで、最小で-80dBc、標準で-96dBc、場合によっては-115dBcを超える( 詳細はページ下方にある「低THDフィルタ」
表を参照)。
 詳細は下記のウェブへ。(2020/03/17)
● LC17:
http://tte.com/products/passive-filters/lowpass-filters/chebyshev/
● HC17:
http://tte.com/products/passive-filters/lowpass-filters/chebyshev/
● LC17およびHCシリーズの要約データシート(PDF):
http://tte.com/wp-content/uploads/Summary_Datasheet_LC_HC.pdf
● 低THDフィルタ:
http://tte.com/search-for-low-thd-filters/
● 技術的なヒント:「高周波Brick Wallフィルタの必要性」(PDF)
https://is.gd/erCOuS