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EUで製品を販売する際に必須の知識:電子製品に適用するCEマークとEMC関係のEU規格に対する簡単な手引き(その1)

 「デバイスとシステムは、今まさにEU域内で販売されるところである。EMCレポートと適合宣言書を提出する。試験が終わるまで待つ。これで上陸完了、ありがとう!」
 これは、EU市場に投入される全ての製品に言えることである。もちろんEMCは製品に輝かしい「CEマーク」をラベルに付けるために実施すべき数多くの試験、測定、検査のわずか1つにすぎない。
 EMCは、機器が合格しなければならない測定のうちで、最も過小評価され、誰も知らず、最も不可解な一連の測定と言える。本稿では、規格というジャングルから抜け出すため、課題を解決するよう試みるつもりである…。
以下に示すテーマについて検討していく。

• 製品に対する規制の枠組と製品:デバイスに適用する正しいEMC規格はどのように見つければよいか?
• デバイスの意図された使用と規制の枠組み:選択した規制の枠組みはデバイスの正しく意図された使用に対応しているか?
• CEマーク貼付規則について:CEデバイスとCEシステム…CEデバイス + CEデバイス = CEシステム?

 上記は全て実際の疑問であり、我々の顧客を悩ませる問題なのである…。
 その後、基本規格から民生用/工業用の一般規格を、そして最後に製品規格を「徹底調査」してみたい。また「整合規格」の意味についても説明するつもりである。
 規格について伝えることもあるが、その場合、我々は顧客に対して「Chapeau!(「すばらしい!よく勉強しているお客さんだ!」と答える。

(その2へ続く)
2019年1月 by Claudio Stazzone