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全自動でEMI試験が可能な64ビットのソフトウェア・スイート

 GAUSS INSTRUMENTS社のEM64kソフトウェア・スイート新製品は、全自動の試験環境内にTDEMI®とTDEMI®X EMI 受信機を組み込むことができる。このソフトウェア・スイートによって、全ての商用・軍用規格に準拠したEMI試験の全自動化が可能になる。ギャップレスの処理と完全な準尖頭値検波を持つTDEMI® X の性能を使うEMI 64k は、散発的な妨害や変動するエミッションという状況下でさえ全自動化が可能な唯一のソフトである。この独自技術により、ピークを手動で探す必要がなくなり、試験品質全般が改善される。さらに、準尖頭値について全ての周波数で完全な放射パターンを測定できる。EMI 64k はプリスキャンおよび個別の周波数での最終最大化など従来の測定手順に加え、全ての角度ポジションと高さを得るため準尖頭値と平均値検波器を用いて、645 MHzという非常にワイドなリアルタイム帯域幅を使う全自動EMI試験を実施できる。データ整理およびリアルタイム・スペクトログラム・モードを使う全自動最大化の方法を組み合わせて非常に速くて正確な試験を実現できる。EMI 64kソフトウェアは、伝導エミッション、妨害波電力の測定、全電波無響室またはオープンサイトだけでなく半電波無響室での放射エミッション測定もサポートする。こういった標準的な試験セットアップでのEMI試験は全て、完全に自動化できる。また、小さなデバイスを試験するのに非常に効果的なアプローチであるGTEM セルによる測定は、EMI 64kソフトを使えばスキャン時間を3秒(TDEMI® X)から64秒(TDEMI® M)の間で準尖頭値検波器を使って測定速度を速くすることが可能である。測定は全3軸で行い、オープンサイトと同等の結果が計算できる。EMI 64k自動化ソフトは、全てのTDEMI® 製品ファミリー用に使用可能で、TDEMI®システムや外部PC、ラップトップ経由で離れたワークステーションからホスト可能である。EMI 64kは、カスタマイズにより構成可能なパッケージソフトである。現在必要な機能の費用を払うだけでよく、今後の試験に必要となるかもしれない追加機能については、いつでもアップグレード可能なのも大きなメリット。伝導・放射エミッション測定であっても、GTEMセル測定やSLIDEによるいくつかのモジュールの組み合わせによる測定であっても、ニーズに最適で費用対効果の高いカスタマイズ・ソリューションが可能である。
 詳細はGAUSS INSTRUMENT社のウェブへ。(2017/03/17)