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パワーインテグリティ測定用に大きなオフセット・レンジとDC電圧計を備えたプローブ新製品

 Rohde & Schwarz社は、パワーインテグリティ測定用に大きなオフセット・レンジとDC電圧計を備えたプローブを発売した。この新製品RT-ZPR20は、2 GHzの帯域幅がある非常に低ノイズのパワー・レール・プローブである。また1:1減衰比のため非常に高感度である。± 60 Vという大きなオフセット・レンジによりパワーインテグリティ測定中や、高い電圧のDC電源でも非常に小さい妨害信号の分析ができる。プローブに統合された高精度のDC電圧計も備えている。電源供給の品質は、敏感な電子回路の機能および性能において重要なファクタである。DC電源回路網上の妨害信号は、EMCトラブルや回路の機能を損なう結果につながる。これは高速デジタル・インタフェースを持つIoTコンポーネントには特に重大であり、高速メモリチップや非常に感度の高いアナログ回路にとっても問題となる。このようなコンポーネントへの電源供給品質を査定するのにRT-ZPR20は適している。サンタクララのDesignConで今年1月に初披露された2 GHz のRT-ZPR20 パワー・レール・プローブは、2017年4月までに出荷が始まる見込み。RT-ZPR20 は同社オシロスコープ用のアクティブプローブ、パッシブプローブ、電流プローブの製品ラインを拡大し、広範囲にわたるパワーエレクトロニクス用途に使用できる。
 詳細はRohde & Schwarz社のウェブへ。(2017/02/16)