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LZH、効率的な水中溶接プロセスを開発

May, 12, 2022, Hannover--LZHは、産業パートナーと共に、水中で使うためにレーザアシスト金属フラックス入り溶接プロセスを開発している。同プロセスは、水中での溶接作業を容易にし、優れた溶接シームを目標にしている。

ウインドファーム、沿岸保護構造、港湾であろう、技術的建設は水中での溶接が不可欠な場合、通常はダイバーが手動で電極溶接を行う。LZHの研究者は、アーヒェンのAMT GmbHとともに代替プロセスを開発している。レーザアシスト金属フラクス入り水中溶接は、水中での溶接を容易にし、溶接シーム改善を目標にしている。

レーザでフラックス入り溶接の最適化
手動電極溶接は、比較的簡単で安価であり、水中での溶接作業向けに確立されている。しかし、それには大きなデメリットがあった。ダイバーは頻繁に焼けた電極を取り替えなければならない。つまり、そのプロセスは、特に長い溶接では、繰り返し中断される。

それに対して、フラクス入り溶接では、ワイヤは、ワイヤリールから連続的に取り出せ、溶かされる。これにより、大幅に長い溶接シームが作製できるので、堆積速度と生産速度が向上する。レーザ照射を利用してLZH研究者は、フラクス入り溶接の最適化を考えている。目標は、レーザアシスト金属フラクス入り溶接を品質的に納得のいく、より効率的な水中溶接の代替として開発することである。
 
レーザ照射がアーク点火とプロセス安定性を改善
レーザビームは、狙ってワークピースにエネルギーを注入し、アーク点火と安定性を改善する。大気中でのレーザビーム・アークハイブリッド溶接は、共通のプロセスゾーンで、レーザビームとアークの的を絞った組合せにより、アークの精密ガイドが可能なことを示しており、より高い溶接プロセス安定性と溶接シームの形状精度が得られる。さらに、溶接の高速化と既存溶接シームの過溶接もできる。LaMeerプロジェクト(laser-assited metal flux-cored welding underwater)では、パートナーは水中アプリケーションでレーザビームとアークの組合せを研究する考えである。目的は、組込レーザオプティクスで溶接トーチのプロトタイプを開発し、テストすること。

(詳細は、https://www.lzh.de)