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ロッキード、コンパクト航空機搭載高エネルギーレーザ機能開発契約

November, 10, 2017, Bothell--ロッキードマーチン(Lockheed Martin)は空軍研究所(AFRL)から、ハイパワーファイバレーザの設計、開発および製造で2630万ドルのプロジェクトを受注した。
 AFRLは、2021年までに戦術ジェット戦闘機でレーザをテストすることを計画している。契約は、AFRLのSelf-protect High Energy Laser Demonstrator (SHiELD)プログラムの一環であり、防御用航空機搭載レーザシステムの成熟における大きな前進である。
 「ロッキードマーチンは、継続して迅速にレーザ兵器システムおよび、それを可能にする技術を前に進めている。当社は、地上から指向性エネルギーを使って脅威に反撃する能力を実証し、SHiELDシステムの一環として今後は空中からのテストを待ち焦がれているところだ」とレーザ兵器システムシニアフェロー、Dr. Rob Afzalは話している。

SHiELDプログラムは次の3つのサブシステムを含む
・SHiELD Turret Research in Aero Effects (STRAFE)。ビーム制御システムで、これはレーザを標的に向ける。
・Laser Pod Research & Development (LPRD)。戦術ジェット戦闘機に搭載されたポッドで、レーザに動力を供給し冷却する。
・Laser Advancements for Next-generation Compact Environments (LANCE)。高エネルギーレーザそのもの。敵対標的の無力化訓練ができる。

 LANCEはコンパクトな環境で動作するように設計されている。したがって、ロッキードマーチンのチームは、サイズ、重量、電力の厳しい制約の中で、コンパクト、高効率レーザを開発することに焦点を当てた。 
 「今年初め、当社は60kWクラスレーザを米軍地上車輌にインストールした。レーザシステムをより小型にして航空機搭載テストプラットフォームにするのは、全く新しい、異なる課題である。この技術が航空機に内蔵されるほどに成熟するのを目にするのは素晴らしいことだ。SHiELDのようなハイパワーレーザシステムの開発は、レーザ兵器システム技術が現実になろうとしていることを示している。技術は、製造、テスト、航空機や地上車輌および船舶に導入される準備ができている」とAfzal氏はコメントしている。