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バイスタティック・レーザモニタで溶接などの高速プロセスをイメージング

DEuhS-Ia

April, 25, 2017, Tomsk--トマスク工科大学(TPU)とE.V. Zuev Institute of Atmospheric Optics SB RAS (IAO SB RAS)の研究チームは、強力な照度で隠された高速のプロセスを観察することができる先進的なレーザモニタを設計している。そのようなプロセスの簡単な例は、溶接である。
 以前、研究チームは、シングルレーザをベースにしたモニタを開発した。今回は、2レーザモニタである。これにより、得られる画像が改善され、X線プロセスでさえ観察できる。
 研究チームによると、新しい材料の生成は強力照度を伴うことが多い。そのため、そうしたプロセスの実際的なモニタリングができなくなる。
 開発したモニタには2つのアクティブコンポーネント、すなわち2つのレーザが存在する。1つは対象物、調べるプロセスを際立たせ、他方は照度にフィルタをかけて、結果として得られる画像の解像度を上げる。
「2つのレーザにより、1つのレーザを使うモノスタティックレーザモニタの制約をある程度克服できる。例えば、制限距離が延びる。つまり、プロセス観察の最大距離が延びる。単一レーザモニタは、最大3mまでで動作する。背景照明、エレクトロニクス機能を無効にするX線照射の両方を伴うプロセスもある。2つのレーザを使うバイスタティックモニタにより、対象物から数10m離れ、複雑なプロセスを可視化することができる」とTPU高圧電子物理学高電流エレクトロニクス准教授、Maxim Trigubは説明している。
 モニタの新バージョンは、対象物画像のコントラストをより鮮明にし、システムの可視化性能を強化する。
「視野範囲の強化とは、一定の距離で見ることができる対象物の範囲が以前よりも広がるということである」と同氏は説明している。
 この開発は、まずは溶接やファウンドリ産業向けである。多数の研究機関も同様に興味を示している。