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視力低下前に失明の前兆が特定できる

January, 19, 2022, Southampton--サウサンプトン大学の新しい研究は、加齢黄斑変性症(AMD)が,以前に考えられていた、患者が視力を失い始めるよりも前に始まることを示した。研究成果は、早期処置の研究に扉を開き、発症の減速に役立つ。

サウサンプトン大学をリーダーとする研究チームは、King’s College LondonおよびMoorfields Eye Hospitalの研究者と共に、網膜スキャンを受けて、UK Biobankに遺伝データが蓄積されている30000を超える患者の記録に眼を向けた。AMDには34の既知の遺伝的危険因子があり、研究者は、危険因子がある者とない者の網膜計測を比較することができた。

研究成果は、Scientific Reportsに発表された。論文は、健全な目、AMD病歴のない参加者は、危険にさらす遺伝子を持っていたとしても、網膜が薄い。

サウサンプトン大学眼科教授、Andrew Loteryは、キングスカレッジロンドンのPirro Hysi教授、Moorfields Eye HospitalのPraveen Patelとともに、研究を主導した。「ほとんどのAMD処置は、患者がすでに視力に深刻な問題がある時にスタートする。したがって、AMDの原因が何かの理解を深めることが実に重要である。つまり、それが臨床的に明らかになる前である。もし早期の段階で介入することができれば、視力を維持できる可能性が高い」とコメントしている。

以前の研究は、目のどの細胞が最初にAMDの影響を受けるかを十分に説明していない。バイオバンクの網膜スキャンをさらに調べることで、目で光を感知する光受容体が、遺伝的危険因子を持つ患者でも薄いことが分かった。研究チームは、これが初期の理解を深め、さらなる研究で、どの細胞が標的になるかの特定に役立つ、とアドバイスしている。

処置を特定するにはさらなるトライアルが必要になるが、早期にAMDの兆候を特定できると、個々人が、早期に失明のリスクが高いライフスタイルを変えることができる。

「地中海式食事に変え、運動を増やし、喫煙をやめることは、その病気の進行阻止に役立つ」とLotery教授は話している。
(詳細は、https://cdn.southampton.ac.uk)