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シェフィールド大、抗菌部品を3Dプリント

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February, 10, 2020, Sheffield--シェフィールド大学(University of Sheffield)の研究チームは、一般細菌に耐性がある3Dプリント部品を初めて製造した。これは、病院や介護施設などでMRSAなどの感染の広がりを止めることができ、被害を受けやすい患者の生命を救うことになる。

研究成果は、Scientific Reportsに学際的研究チームが発表した。研究は、3Dプリンティングと銀ベース抗菌化合物を組み合わせて部品を製造したものである。

研究成果は、抗菌化合物の既存の3Dプリンティング材料への組込成功を示している。製造性、部品強度には全く悪影響はなく、適切な条件下では、結果としての部品は、ヒト細胞に有毒となることなく、抗菌特性を証明している。この機能の完全な範囲を調べるために、さらなる研究が進められている。

成果は、医療機器、病院向けの一般部品を含め、幅広い領域に潜在的なアプリケーションがある。例えば、高いレベルで人との接触がある、ドアのハンドル、子どもの玩具、口腔衛生品、モバイル電話ケースなどのコンシューマ製品。これらの分野の各々でさらなるプロジェクトが計画されている。目的は、業界のリーダーと協働して、これらの製品の一部を市場に出すことである。

製品の抗菌性のあるなしは、様々な最近液に隠れており、24時間後に生き残っている細菌数をテストする。抗菌アディティブを含む部品は、2つの主要細菌グループの例に効果的だった。グラム陽性(黄色ブドウ球菌)とグラム陰性(緑膿菌)、両方とも多くの多様なタイプの感染を起こす。

付加的効果は、部品表面に付着した細菌数の減少で判定された。表面に付着した細菌は、除去が困難なことが多い「生物膜」を形成する。この場合、抗生物膜効果が観察された。細菌がその部品に付着する前に死ぬからである。部品は、栄養を多く含む液体中であまり機能を発揮しない。仕事をする前に銀と干渉することが確認された。このことは、人々がどんな環境でこの技術を使うかを決めるのに役立つ。最後に、部品はすでに人の細胞(ラボで規定通りに培養したもの)でテストされ、毒性がないことが確認されている。

(詳細は、https://www.sheffield.ac.uk)