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生細胞イメージングのための新しい分子ツールを開発

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July, 26, 2019, 東京--コロラド州立大学のTimothy Stasevich助教授(東京工業大学 科学技術創成研究院 WRHI特任准教授)の研究グループと東京工業大学 科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センターの木村宏教授の研究グループ(上條航汰元大学院生、小田春佳学術振興会特別研究員、佐藤優子助教)の共同研究により、エピトープタグを生細胞において検出することができる、遺伝子コード型の抗体プローブ「Frankenbody」が開発された。
 抗体が抗原表面のエピトープに結合するしくみを利用した「エピトープタグ」技術は、細胞内の様々なタンパク質の解析などに使われているが、生きた細胞に用いることができないのが課題だった。今回開発された抗体プローブ「Frankenbody」は、生細胞に対してもエピトープタグ技術を利用することを可能にした。目的タンパク質を直接標識する緑色蛍光タンパク質(GFP)では、蛍光を発するまで時間がかかるが、Frankenbodyを使ったエピトープタグでは、目的タンパク質を即時に可視化することができる。
 Frankenbodyはコスト面でも優れており、タンパク質やRNA動態のイメージングへの幅広い活用が期待されます。研究グループは今後、生細胞イメージングのツールとして用いることができる他の細胞内抗体の開発を目指している。
(詳細は、https://www.titech.ac.jp/)
 研究成果はNature Communications誌に掲載された。