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LEDライトは他の照明よりも引き寄せる昆虫の数が少ない

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November, 22, 2016, Bristol--ブリストル大学(University of Bristol)の研究者による新しい研究で、家庭用LED照明は従来の白熱電球よりもヌカカなどの有害昆虫をあまり引き寄せないことが分かった。
 研究チームは現在、病気を運ぶ他の熱を求めるハエについても一層の研究が緊要であると強調している。マラリアやジカ熱などの有害な病気を起こす病原体のキャリアである蚊も含まれる。
 研究では、南西イングランドの18の現地調査フィールドに特注トラップを使用して一連のLED、白熱電球、蛍光灯を照射した。4000を超える昆虫を注意深く見分けた。その結果、LEDは従来の白熱電球に比べると引き寄せられる昆虫の数は1/4、またコンパクトな蛍光灯の1/2だった。
 特に、サシバエ(サシバエ属コバエ、野生の病気の媒介生物の種類)では、80%が白熱電球に、15%がコンパクト蛍光灯に引き寄せられたが、2つの異なるLEDランプには、それぞれ2~3%しか引き寄せられなかった。
 同大学生物科学部、プロジェクトで実地調査を行ったDr Andy Wakefieldは、「従来のタングステンランプに引き寄せられるサシバエの数に驚いた。理由は分かっていないが、昆虫の中には熱がきっかけになって夜間に温血ホストを見つけるものがあることは分かっている。恐らくサシバエも、白熱電球の発する熱に引き寄せられたのだろう」とコメントしている。