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光音響技術プラットフォームでステージⅢ黒色腫患者循環腫瘍細胞を検出

June, 13, 2016, Ann Arbor--循環腫瘍細胞(CTC)の検出、自動捕捉技術の開発と商用化に取り組んでいるAccousys Biodevices社は、概念実証研究成果をアメリカ臨床腫瘍年次学会で発表した。
 研究は、同社の光音響フローサイトメータ技術が、ステージⅢ黒色腫患者からの血液サンプルのCTC検出の予測利用を評価したものである。
 循環腫瘍細胞は、リンパや循環系によりガンの転移拡散を示すものとして知られている。細胞レベルでの転移検出は、早期治療あるいはより個別患者ケアをサポートすることで、結果を改善する可能性がある。現在のイメージング診断は、発見までに数㎜の腫瘍形成が必要であり、これは検出できないまま数カ月の腫瘍成長に匹敵する。
 パイロット概念実証研究は、14のステージⅢ黒色腫患者からとった血液サンプルをテストした。患者は、高リスク疾患を手術で摘出した病気ではないか、または2年の観察で病気再発患者。研究チームは、Acousys光音響フローサイトメータを使って色素性循環メラノーマ細胞を対象にした。レーザパルスが黒色腫細胞に超音波シグネイチャを誘発するが、健全な細胞には影響を与えない。色素沈着した細胞だけがレーザ光を吸収し、光音響波は音響トランスデューサによって検出される。光音響フローサイトメータは、光音響波を生成する細胞をカウントし、捕らえる。統計的に有意(p-値=0.1)な結果が、サンプル患者における転移進行を予測した。病気ではない8人の患者のうち、2人が循環黒色腫用細胞(CMC)があり、6人はなかった。転移していたなかで、5人はCMCがあり、1人はなかった。
(詳細は、www.acousysbio.com)